【初心者向け】なぜビットコインを使う/使われるのか?

なぜビットコインを使う/使われるのか?

ビットコインは近年かなり話題になり始めましたが、しかし多くの人々はまだビットコインを使用する理由を理解せず、単なる投機商品として扱っています。今回の記事では、なぜビットコインが使われる(今後使われる見込みがある)のかを解説します。

 

取引速度

銀行振込を考えてみてください。平日の15時までであればすぐに反映しますが、夜間や週末などに送金しようとしても、営業日の営業開始時間まで処理されませんよね。さらに国内でもこうですが、海外への送金であれば数日~一週間かかることも普通です。

しかし、ビットコインはこれらの送金手段より遥かに高速で数十分程度、さらに今後の機能追加によって数分で処理がなされるようになる可能性も高いです。

 

政府・大銀行から支配されない

日本に住んでいる我々にはあまり馴染みのないことかもしれませんが、たとえばキプロスでは2013年に預金封鎖が行われました。ここまで極端でなくても、経済不安・政情不安にある国では、銀行の預金に制限や課税がされることがままあります。

しかしビットコインは世界のどの政府・組織からも支配されていないので、いつでも自由に受領・送金ができます。

 

巻き戻しがない

ビットコインは送信されるとその口座からなくなり、取引を巻き戻すことはできません。そのため、クレジットカードなどで起こる盗難詐欺やなどがないため、支払いを受領する側は確実にその金額が手に入るというメリットがあります。

ただしこれは送金間違いや詐欺などのリスクとも表裏一体ではあります。

 

クレジットカードなどの支払情報の盗難がない

これは理由としてはかなり大きいでしょう。今日、ネット通販の多くはクレジットカードで行われていますが、しかし、定期的に個人情報やクレジットカード情報の流出事件が報道されています。

ビットコインの場合には必要なものはアドレスと秘密鍵だけで、個人情報は紐付いていないので、支払情報の流出はありえません。

 

インフレしない

通常の通貨というものは政府が好きなだけ印刷できるもので、実際に毎年刷られています。経済が不景気な場合、政府は紙幣を多く発行し、インフレ傾向へ誘導することも少なくありません。これにより市中の通貨の価値が徐々に低下していきます。

もしいま100円でチョコを1個かえるとして、値上げが行われ、チョコ1個が120円になってしまったら、それは通貨が安くなったということです。これはインフレと呼ばれます。日本でも近年、同じ値段のお菓子なのに内容量や個数が減ったり、ということが話題になることが多くなりましたよね。

このインフレはコントロールが難しく、国によっては途方もないインフレが巻き起こり、貨幣の価値が殆どなくなってしまうような例もあります。しかし、ビットコインは予め計画したとおりの発行数しか出回らず、上限も2100万BTCと決まっています。ですので、基本的にはデフレ傾向となり、ビットコインの価値は日々高まっていきます。

 

匿名性

ビットコインは暗号通貨とも言われる、非常に匿名性の高い通貨です。と同時に透明性の高い
通貨でもあります。お金の流れはブロックチェーン上にすべて公開されていますが、誰がどの特定のアドレスを持っているかというのは自分が公開しなければわかりませんし、一人で何個でも持つことが可能です。

 

誰かに騙されない

銀行を使う場合、我々は銀行がちゃんと私のお金を預かってくれることを信頼する必要があります。もちろん日本では我々の預金を銀行が勝手に使ってしまうということは考えられませんが、これが民間の会社だったり、個人商店のショッピングサイトだったりしたらどうでしょう?小さい店舗のサイトではクレジットカード情報を渡すことが怖くてネット通販はしない、
と言う人もいるのではないでしょうか。

しかし、ビットコインではその心配をする必要がありません。あなたは相手がどのサイトだろうと、銀行だろうと、受け渡す情報は同じですし、受け渡す情報からはなにもえることができませんし、そして匿名性は守られます。

 

あなたが所有できる電子マネーである

多くの電子マネーサービスというのはあなたはパスモにしてもスイカにしても、ある意味お金を預け入れるような形になります。しかし、ビットコインはあなたがあなたのお金を所有したまま利用することができます。

電子マネーサービスであれば、例えば利用規約に違反したとか、アカウント盗用の恐れがあるなど、様々な理由によりサービスを差し止められることがあります。もちろんこれは銀行でも同じであり、例えば数年前には某ネットバンクの口座を商用に使っている人が、マネーロンダリングの恐れがあるなどで、大量に口座を凍結されてしまう、と言う事件が話題になったことがありました。これはすべて、貨幣を電子的なデータにする際に、そのサービスの運営組織にお金を預け入れているからです。

しかしビットコインは、あなたが所有できる電子マネーです。あなたのウォレットに入っているビットコインを、他の誰かがコントロールすることはできません。電子的状態のまま、現実の貨幣に変えず、あなたの好きな様に使うことができます。

 

自分でお金を生み出すことができる

実際の貨幣で自分でお金を刷る、なんて言ったら犯罪に問われる行為になってしまいます。しかしビットコインはそれができます、ビットコインネットワークにマイニング用のソフトを入れたPCを参加させれば、誰でも自分でビットコインを「掘る」ことができるのです。

これにより、誰もが自由にビットコインを入手することができ、特定の国では入手することができない、というようなことがなくなります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。これらの項目のうち、いくつかは、日本で生活していればそれほどメリットが高くない、ということもあるかもしれません。

しかしビットコインは「世界通貨」ですので、こういう不安がある国があり、その国民が使うのであれば、そこに価値が生まれます。ですので、「日本では○○は大丈夫だから流行らない」のような議論があまり役に立ちません。

日本ではやるかどうかではなく、地球上のどこで必要とされているか、と考える必要があるでしょう。