【仮想通貨トレード戦略】あなたがトレード記録をつけるべき理由

あなたがトレード記録をつけるべき理由

トレーダーが起こしてしまう致命的なミスの一つに、トレードの記録をつけるのを怠ることがあります。トレードの記録というのはつまり、あなたがどのようにチャートを見て、どのような理由でトレードし、どのような理由で利確/損切りをしたかという記録です。これは言ってしまえば、巨大なデータベースなのです。今回はトレードの記録について書きたいと思います。

 

ミスを分析する

多くのトレードの結果から、あなたは自分がどうやってミスをしたかどうやってルールを破ったか、ということを継続的に確認することが出来ます。例えば、あるトレードで自分のルールより早く手じまいをしてしまったなら、何故そうしたかを分析することが出来ます。

記録をつけてないないトレーダーの場合、何度も同じミスを繰り返す可能性があります。どんなミスをしようが自分のトレードを見返さないのであれば反省することは出来ないし、損をしたならともかく、例えば100万儲かるところがルール違反により70万の儲けで終わってしまったようなミスの場合には、ミスに気づかない可能性すらあります。

 

手法を改良する

また、ミスを見つけるだけでなく、トレードのチューンナップをすることももちろん可能です。通貨ペアごとの勝率を見たりトレード時間帯ごとの成績を見ることによりトレードする通貨ペアやタイミングを再検討することもできるし、勝ったトレードでも、もっと利益を伸ばせていなかったか?などの検討をすることが出来ます。

勝ちトレード、負けトレード、それぞれを分析し、あなたの手法をチューンナップしたり、新しいルールを加えたりルールを削除したりすることにより、あなたの稼ぎは更に増えることになるでしょう。

ただし、トレードを分析するときには多くの取引サンプル数が必要です。1日1回のトレードで1ヶ月分、程度では、ルール違反などを見つけることはともかく、手法の良否を見分けることに何も役に立たないことに注意してください。手法にもよりますが、最低でも数百トレードのサンプルは必要でしょう。

検証でやらなければいけないことは、負けトレードと勝ちトレードの差を研究し、あなたのトレードプランや手法がどれくらい有効かを検証することです。これにより、例えば「このエントリールールでエントリーした場合、○分足で○%乖離した場合には戻る可能性が低いので損切りの方がいい」とか、「このオシレータの値が○分足、○分足、○分足で同時にこの値を超えた場合にはポジションを積み増す」など、新しいルールを発見できるかもしれません。

 

考えを記録する

トレードの心理学的側面の分析も記録がなければ出来ません。トレードにおけるミスの95%は、「ミスをしたくない」「お金を失いたくない」「負けを認めなくない」「負けているのを見たくない」という理由で起こります。この4つの恐れというものが過ぎ去った、トレードが終わったあとの冷静になった状態で、自分のトレード中の思考を分析する必要があります。

これを書いている私もそうですし、有名トレーダーであっても最初から連戦連勝の人はいません。それなのに何故自分が負けたりミスしたりしたことを隠し、まるで市場のすべてをお見通しかのように振る舞う必要があるのでしょうか?

記録を取らないことにより自分のミスをなかったことにすることは簡単です。しかし、いくら嘘で取り繕っても、自分のミスを認めて分析しないかぎり、あなたの口座のお金は増えていきません。自分のミスを認めて、分析することが勝つための第一歩なのです。

実際にトレードの記録をつけ始めて、見返すようになると、自分が何故このポイントで早まったエントリをしてしまったのか?なぜ上がりきった相場にあとから飛び乗ったのか?など、実際のトレードの最中には「いいや、いっちゃえ!」なんてトレードしていたところを改めて冷静に確認でき、最初の方はかなり辛いでしょう。

しかし、あとから見返したく無くなるようなトレードをしたくない、あとから見返した時にちゃんと自分に説明できるトレードをしたい、と徐々に思うようになるはずです。その結果、自分のトレードが変わっていきます。

 

自分のトレードプランを守る

自分が作ったトレードプランやルールに従うということは、ほとんどのトレーダーにとって難しいことです。分析によりトレードのルールを作ることも大事ですが、「ルールを破るために」新しいルールを作るようでは意味がありません。

ルールやプランは、原則として簡単には変えないものと思いましょう。私も今まで多くのトレードプランやルールを作りましたが、その多くは結局ゴミでした。何十回もそれを繰り返してきました。

トレードをする際に常にそのトレードが記録されると思えば、ルールを破ったことは明確に記録されます。さらに、スキャルピングなどの瞬時の判断が影響されるものでなければ、トレードの発注をする前にできれば先に自分がトレードをする理由などを文字に落とすことをおすすめします。

連続で損切りになってしまった時に衝動的にポジションサイズを上げてしまうようなことはありがちですが、発注をする前にかならず理由を書くことを徹底していれば、「4連続で損切りにあって今日の収支がマイナスに転じた。ムカつくので枚数を3倍にして逆張りする」というように書き起こしてみれば、実際の発注をする前に思いとどまれる人も多いのではないでしょうか?

 

まず1ヶ月やってみよう

トレード日記をつけることを習慣にするためには、僕の経験上、少なくとも1ヶ月は継続する必要があるでしょう。まずは今月だけの限定!と思ってもいいので、トレードの記録をつけてみましょう。自分の考えを文字に書き起こしてみると、トレードの分析以外にも、自分が実はよくわかっていなかったことなどが出て来たりして、自分のの成長の役に立ちます。

 

SNSやブログを活用する

記録をつけると言っても、紙に書いたりトレード記録ツールを使いはじめるのは面倒、と思うかもしれません。そのような場合は、ブログでもいいし、更に手軽がいいならTwitterでも構いません。自分のトレード手法や負けが知られたくないなら、完全に匿名でいいでしょう。

まずはトレードを発注する前にツイートしてみましょう。時系列で記録が残るので手軽に自分の思考をメモするにはうってつけです。記録をつける癖がついてきたらもっと別のツールに写っても構いません。とにかく何を使っても良いので、まずは記録をつけるのを習慣にすることが大事です。

 

実際の勝ち組のトレード記録

古典的名著。株の本ですが、株の勝ち組トレーダーの実際のトレード日記を本にしたものです。